
見える歯石と縁下歯石の違いと見分ける手がかり
SRPと麻酔を使った除去の流れと通院回数の目安
除去後の変化と再発を防ぐ歯医者選びの視点
歯医者で歯石を取ってもらったのに歯みがきのたびに出血が続き、縁下歯石が残っているのではと気になっていませんか。刈谷市周辺で歯周治療を考えている人の中には、見えない歯石をどう取るのか分からず、受診をためらう人もいるでしょう。結論から言えば、縁下歯石は歯周ポケットの中に隠れているため、検査で位置を確かめてSRPで取り除く必要があります。
さらに処置後の再評価とメンテナンスまで続けることで、取り残しや再発のリスクを抑えやすくなります。本記事では、処置の流れを検査、除去、再評価、管理の4段階に分け、各段階でつまずきやすい点を整理しました。読み終えるころには、通院回数の見通しと歯医者選びの基準まで判断できるようになります。
見える歯石は氷山の一角
ポケット内で炎症を続ける硬い塊
刈谷市の患者が驚く除去後の変化
スケーリングとルートプレーニング
麻酔を使って深部まで届かせる
数回に分けて行う理由
取った後に歯ぐきが引き締まる
刈谷市で歯周治療に強い歯医者
取り残しが再発を招く
見えない部分こそ勝負どころ
1. 見える歯石は氷山の一角
鏡で見える歯石は、歯ぐきより上に付く「縁上歯石」にすぎません。歯ぐきの内側には黒っぽく硬い縁下歯石が別に付いていることがあり、見える量だけで口の中の状態は判断できません。縁上歯石は唾液のミネラルが沈着してできるため、下の前歯の裏側など唾液の出口に近い場所で目立ちます。つまり、見えている歯石は口の中にある歯石の一部と考えるのが自然です。
一方の縁下歯石は、歯ぐきの溝からしみ出す液や血液の成分を取り込んで固まるとされ、茶色から黒色になりやすい傾向があります。歯ぐきの縁から数mm奥にあるため、歯ブラシの毛先もフロスも届きにくい位置です。歯科医院では、目盛りの付いたプローブという器具でポケットの深さを測り、出血の有無とあわせて確認します。
現場でよくあるのは、表面の歯石を取ってもらっただけで安心し、歯みがきのたびの出血が続いているのに受診を先延ばしにするケースです。出血が2週間以上続く場合は、歯ぐきの内側で炎症が続いているサインとして受け止めてください。まずは出血する部位と日数をメモに残し、歯周ポケット検査を受けるときに伝えると、確認すべき範囲を絞りやすくなります。
歯ぐきの上と下で付く2種類の歯石
縁上歯石と縁下歯石は、付く場所とできる材料が異なります。縁上歯石は白から黄色っぽく比較的もろいため、器具で取り除きやすい性質があります。縁下歯石は根の表面に強くこびりつくため、同じ器具でも取り除くのに手間がかかります。色の違いは、血液の成分が混じるかどうかの差として説明されることが多いです。自分の歯石がどちらなのかは、検査のときに歯科医師や歯科衛生士に尋ねると確認できます。
鏡では確認できない理由
縁下歯石が鏡に映らないのは、歯ぐきの縁より内側にあるからです。歯と歯ぐきの間には歯肉溝という浅い溝があり、炎症が進むとこの溝が深い歯周ポケットに変わります。縁下歯石はそのポケットの中に付くため、外から分かる手がかりは出血や腫れに限られます。レントゲン写真に写ることもありますが、小さな歯石は写らない場合もあります。出血や口臭といった間接的なサインを記録しておくと、受診の判断に役立ちます。
関連記事:キシリトールは歯石予防に効果がある?ガムやタブレットの賢い使い方
2. ポケット内で炎症を続ける硬い塊
縁下歯石は表面が細かくざらついているため、歯周病菌を含むプラークの足場になり、ポケットの中で炎症を長引かせる要因になります。歯石そのものよりも、表面に付いた細菌の膜が歯ぐきを刺激し続ける点が問題です。この細菌の膜はバイオフィルムと呼ばれ、うがいや薬液だけでは落としにくい性質があります。歯石は一度できると、歯みがきでは取り除けないほど硬く固まります。
一般に、健康な歯肉溝の深さは1〜3mm程度とされ、4mm以上になると歯周ポケットとして扱われることが多いです。ポケットが深くなるほど酸素が届きにくくなり、酸素を嫌うタイプの細菌が増えやすい環境になります。炎症が長く続くと、歯を支える歯槽骨が少しずつ失われる可能性があります。
実務での傾向として、縁下歯石がある部位は痛みが出にくいため、本人が問題に気づかないまま時間がたつケースが目立ちます。歯ぐきの腫れも、疲れや寝不足のせいと思い込んで見過ごされがちです。検査を受けたら各部位のポケットの深さと出血した場所を聞き、次回の結果と比べられるように控えておきましょう。
ポケット内で起きていること
歯石の表面に細菌が集まるしくみ
歯石は、プラークが石灰化して固まったものです。固まった歯石の表面には細かな凹凸があり、その上に新しいプラークが次々と付着します。歯ブラシの毛先はポケットの奥まで届かないため、付いた細菌を毎日の歯みがきで落とすことはできません。その結果、ポケットの中には細菌の供給源が残り続けます。歯石を取り除く処置が歯周治療の土台とされるのは、この足場をなくすためです。
歯周ポケットが深くなる悪循環
炎症が続くと歯ぐきが腫れ、歯と歯ぐきの付着が少しずつはがれてポケットが深くなります。深くなったポケットにはさらに歯石とプラークがたまり、炎症とポケットの深まりが互いを強める状態になります。この流れが長引くと歯を支える骨が減り、歯のぐらつきにつながる場合があります。流れを止めるには、ポケットの中の歯石を物理的に取り除く必要があります。歯みがきの見直しと処置を並行して進めることが、現実的な対処法です。

3. 刈谷市の患者が驚く除去後の変化
縁下歯石を取り除いた後は、歯ぐきの腫れが引いて歯が長く見えるなど、見た目や感覚の変化が出ることがあります。刈谷市で歯周治療を受ける人でも、この変化を知らないと「かえって悪くなった」と感じてしまうことがあります。変化の多くは炎症が落ち着く過程で起こるもので、起こりやすい変化を事前に知っておくと落ち着いて経過を見られます。
代表的な変化は、歯ぐきの位置が下がること、歯間のすき間、冷たいものがしみる感覚の3つです。いずれも個人差があり、すべての人に起こるわけではありません。口の中のネバつきや口臭の感じ方が変わったと話す人もいます。しみる感覚は数日から数週間で落ち着くことが多いとされますが、長引く場合は歯科医院への相談が必要です。
現場でよくある失敗例は、しみる感覚を理由に残りの処置をキャンセルし、半分の部位だけ歯石が残ったままになるケースです。途中でやめると、処置した部位と残った部位で状態に差が出て、全体の評価もしにくくなります。処置を始める前に、起こりうる変化と対処法を説明してもらう時間を確保してください。
腫れが引いて歯が長く見える
処置前の歯ぐきは、炎症で腫れてふくらんだ状態になっていることがあります。縁下歯石が取れて炎症が落ち着くと、腫れが引いた分だけ歯ぐきの縁が下がり、歯が長く見えるようになります。前歯のすき間が目立つようになり、見た目を気にする人もいます。これは腫れで隠れていた本来の歯ぐきの位置が表れた結果と説明されることが多いです。気になる場合は、変化の程度と今後の見通しを担当の歯科医師に確認してください。
一時的にしみる感覚が出る理由
歯ぐきが下がると、それまで歯ぐきに覆われていた根の表面が口の中に出てきます。根の表面は歯の頭の部分よりも刺激が伝わりやすく、冷たい水や風でしみることがあります。これが知覚過敏と呼ばれる状態です。知覚過敏用の歯みがき剤を使う、冷たい飲み物を控えるといった方法で様子を見ることが多いです。痛みが強い場合や長引く場合は、薬剤を塗るなどの対応ができるか受診時に相談してください。
4. スケーリングとルートプレーニング
縁下歯石の除去では、歯石を取り除くスケーリングと、根の表面を整えるルートプレーニングを組み合わせるのが一般的です。2つを合わせてSRPと呼び、歯周治療の基本となる処置に位置づけられています。スケーリングで大きな歯石を取り、ルートプレーニングで根の表面に残った汚れや細かな凹凸を整えます。表面がなめらかになると、プラークが再び付きにくい状態に近づけられます。
使う器具は、超音波スケーラーと、手で動かすキュレットが中心です。超音波スケーラーは細かな振動で歯石を砕き、キュレットは根の面に沿わせて削るように動かす器具です。どちらを主に使うかは、歯石の量や付き方、ポケットの深さで判断されます。
よくある誤解は、1回の歯のクリーニングで縁下歯石まで取り切れると考えてしまうことです。歯ぐきより上の歯石を取る処置と、ポケットの奥まで器具を入れるSRPは、目的も時間のかけ方も異なります。受診の際は、今日の処置がどちらに当たるのか、対象の部位はどこかを確認しておくと治療の全体像をつかみやすくなります。
| 項目 | スケーリング | ルートプレーニング |
|---|---|---|
| 目的 | 歯石を取り除く | 根の表面をなめらかに整える |
| 主な対象 | 歯ぐきの上と下の歯石 | 歯石を取った後の根の表面 |
| 主な器具 | 超音波スケーラー、キュレット | キュレット |
| 処置後の状態 | 大きな歯石がなくなる | プラークが付きにくい表面に近づく |
歯石を砕いて取り除くスケーリング
スケーリングは、歯の表面に付いた歯石を物理的に取り除く処置です。超音波スケーラーの先端を歯石に当てると、細かな振動で歯石が砕けてはがれ落ちます。水を出しながら行うため、砕けた歯石や汚れは水と一緒に吸い取られます。歯石が多い部位では、キュレットで残った部分を手作業で取り除くこともあります。処置中に響く感じが強い場合に備え、手を挙げるなどの合図を事前に決めておくと安心です。
根の表面を整えるルートプレーニング
ルートプレーニングは、歯石を取った後の根の表面をなめらかに整える処置です。根の表面には、細菌の毒素がしみ込んだ層や細かな凹凸が残ることがあります。これをキュレットで丁寧に取り除くことで、歯ぐきが根に沿って治りやすい環境をつくります。ポケットの中は直接見えないため、器具の先の手ざわりで表面の状態を確かめながら進めます。取り切れたかどうかの判断は、後日の検査で改めて行います。
関連記事はこちら:歯石を自分で取るのは絶対ダメ!歯科医が教える安全な除去方法と予防法
5. 麻酔を使って深部まで届かせる
ポケットが深い部位のSRPでは、痛みを抑えて器具を奥まで届かせるために局所麻酔を使うことが多いです。炎症のある歯ぐきは刺激に敏感で、麻酔なしでは奥まで器具を入れにくいことがあります。痛みを我慢しながらの処置では歯石が残りやすくなる点も、麻酔を使う理由の1つです。特に奥歯の深いポケットでは、器具の角度をつけにくく処置に時間がかかります。
歯科で使うのは、処置する部位の周りだけに効く局所麻酔です。針を刺す前に表面麻酔を塗り、刺すときの痛みを和らげる方法がとられることもあります。麻酔の量や範囲は、処置する部位とポケットの深さで調整されます。効いている時間は数時間ほど続くことが多く、その間は唇や頬の感覚が鈍くなります。
現場でよく見られるのは、麻酔への不安から浅い部位の処置だけを希望し、深い部位の縁下歯石が残ってしまうケースです。不安がある場合は、隠さずに最初の相談で伝えてください。持病や飲んでいる薬、過去に麻酔で気分が悪くなった経験があれば、処置の前に必ず申し出ましょう。
深いポケットに麻酔が必要になる理由
ポケットが4mm以上ある部位では、器具を歯ぐきの内側へ深く入れる必要があります。炎症を起こした歯ぐきは、触れるだけで痛みや出血が出やすい状態です。痛みがあると体に力が入り、器具を根の面に沿わせる細かな操作が難しくなります。麻酔で痛みを抑えれば、根の先に近い部分まで時間をかけて確認できます。麻酔を使うかどうかは部位ごとに判断されるため、どの部位に使う予定か確認しておきましょう。
麻酔後に気をつけたい食事と過ごし方
麻酔が効いている間は、唇や頬を誤ってかむおそれがあります。熱い飲み物ではやけどに気づきにくいため、感覚が戻るまで飲食は控えるのが一般的です。処置の予約は、食事の時間と重ならないように時間帯を選ぶと過ごしやすくなります。感覚が戻った後も、処置した部位は当日のうちは強くこすらないように注意します。気になる出血や腫れが続く場合は、自己判断せずに歯科医院へ連絡してください。

6. 数回に分けて行う理由
縁下歯石のSRPは、口の中を上下左右などのブロックに分け、数回の通院に分けて行うのが一般的です。1回あたりの麻酔の範囲や処置時間を抑え、体への負担を分散できることが大きな理由です。片側ずつ処置すれば、処置した日も反対側でかんで食事ができます。ブロックごとに歯ぐきの反応を確かめながら進められる点も、分割する利点です。
分け方は、口の中を4つに分ける方法や6つに分ける方法などがあり、歯石の量やポケットの深さで決まります。通院の間隔は1〜2週間程度を目安にすることが多く、全体では数週間から数か月かかる場合もあります。ブロックの数が多いほど、1回の負担は軽くなる一方で通院回数は増えます。各回の間には、歯みがきの仕方を見直す時間も確保できます。
よくある失敗例は、仕事や家庭の予定で予約が途切れ、残りのブロックが未処置のまま数か月たってしまうケースです。処置した部位と未処置の部位が混在すると、口全体の炎症が落ち着きにくくなります。初回の時点で残りの回数分の予約を先にまとめて押さえておくと、途中で途切れるリスクを減らせます。
ブロックごとに進める理由
ブロックに分ける大きな理由は、麻酔の範囲を限定できることです。口全体に一度に麻酔をすると、食事や会話に支障が出やすくなります。1ブロックずつ進めれば、1回あたりの処置時間も短く抑えられます。また、先に処置した部位の治り方を見て、次のブロックの進め方を調整できます。歯石の量が多い人ほど、分けて進める利点が大きくなります。
通院の間隔と予約の取り方
通院の間隔は、1〜2週間を目安に組まれることが多いです。間隔が空きすぎると、処置していない部位で炎症が続き、全体の評価がしにくくなります。予約は同じ曜日と時間帯にそろえると、生活のリズムに組み込みやすくなります。仕事の繁忙期と重なる場合は、処置を始める時期そのものを相談して決める方法もあります。予定が変わったときは、キャンセルではなく日程の変更として早めに連絡しましょう。
注意
処置の回数や分け方、通院の間隔は、歯石の量やポケットの深さ、全身の状態によって変わります。本記事で挙げた回数や期間は一般的な目安であり、実際の計画は担当の歯科医師の診断に基づいて決まります。
参考ページ:歯石がつきやすい人には特徴があった!5つの原因と今日からできる予防策
7. 取った後に歯ぐきが引き締まる
縁下歯石を取り除き、毎日の清掃を続けると、炎症が落ち着くにつれて歯ぐきが引き締まる方向へ変化することが期待できます。ポケットの中から細菌の足場がなくなり、歯ぐきの腫れが引いていくためです。ただし、変化の出方や時期には個人差があり、すべての部位が同じように変わるわけではありません。
見た目の変化としては、赤く腫れていた歯ぐきが淡いピンク色に近づき、ぶよぶよした感触が硬くなっていきます。歯ぐきの縁も、丸くふくらんだ形から薄く締まった形に変わることがあります。処置の後は数週間ほど期間をおいて再び検査を行い、ポケットの深さや出血の変化を確かめるのが一般的な流れです。この検査は再評価と呼ばれ、次の治療方針を決める材料になります。
実務での傾向として、歯ぐきが引き締まって出血が減ると、治ったと判断して通院をやめる人が少なくありません。しかし、見た目が落ち着いても深い部位のポケットが残っていることがあります。特に奥歯の深い部位は、見た目の変化だけでは状態を判断できません。再評価の結果を聞くまでは、予約を自己判断で終わらせないようにしてください。
色と硬さの変化で見る回復のサイン
歯ぐきの状態は、色と硬さから読み取れることがあります。炎症のある歯ぐきは赤から赤紫色で、押すとへこむような柔らかさがあります。炎症が落ち着くと、淡いピンク色で弾力のある状態に近づいていきます。歯みがきのときの出血の回数も、変化を知る手がかりになります。鏡で見る日を週1回などと決め、同じ明るさの場所で比べると変化に気づきやすくなります。
再評価検査で確かめること
再評価では、処置前と同じようにプローブでポケットの深さを測り直します。あわせて、測ったときに出血するかどうかを部位ごとに確認します。深さが改善し出血もなくなった部位は、定期的なメンテナンスへ移る判断材料になります。反対に、深いポケットや出血が残る部位は、追加の処置を検討する対象です。結果は処置前の数値と並べて説明してもらうと、変化を具体的につかめます。
参考:歯石除去は痛い?不安を解消する最新の歯医者の技術と心遣い
8. 刈谷市で歯周治療に強い歯医者
刈谷市周辺で歯周治療の歯医者を選ぶときは、「強い」という評判よりも、検査の説明とSRPの進め方が具体的かを判断基準にするのが現実的です。縁下歯石の治療は数回の通院が前提のため、治療計画の見通しが示されるかが重要です。同じSRPでも、分け方や通院の間隔は歯科医院ごとに異なります。評判だけでは、自分に合う進め方かどうかは判断できません。
確認したいのはポケット検査の結果の見せ方、処置の回数と期間、麻酔の方針、メンテナンスの間隔の4点です。刈谷市から通院する場合は、移動時間と通院回数を掛け合わせて負担を考える必要があります。駐車場の有無や駅からの距離も、事前に確認しておくと安心です。
よくある失敗例は、初診で治療計画を聞かないまま処置が始まり、何回通えば終わるのか分からず不安が募るケースです。疑問を質問しやすい雰囲気があるかどうかも、見落とせない判断材料になります。気になる歯医者があれば初診時に治療の流れを聞き、説明に納得できるかを確かめてから通院を決めましょう。
| 確認項目 | 確認したい内容 | 質問の例 |
|---|---|---|
| 検査結果の説明 | ポケットの深さを数値で示してもらえるか | どの部位が何mmですか |
| 治療の回数 | SRPを何回に分けて進めるか | 全部で何回くらい通いますか |
| 麻酔の方針 | どの部位で麻酔を使うか | 麻酔はどこに使う予定ですか |
| 通いやすさ | 移動時間や駐車場、予約の取り方 | 次回以降の予約はまとめて取れますか |
| メンテナンス | 治療後の通院の間隔 | 治療後はどのくらいの間隔で通いますか |
検査と説明の中身で比べる
歯周治療の進め方を見分ける手がかりは、検査の結果をどう説明してくれるかにあります。ポケットの深さを部位ごとの数値で示し、処置前と処置後を比べて説明してもらえると、治療の進み具合を自分でも把握できます。縁下歯石が多い部位や、麻酔が必要な理由の説明も判断材料です。専門用語だけで終わらず、図や写真を使って説明してもらえるかも確認しましょう。
説明を聞いた後に、自分の言葉で治療の流れを言い直せるかを目安にすると分かりやすいです。
通院回数を踏まえた通いやすさ
SRPは数回に分けて進むため、通院のしやすさが治療の継続に直結します。刈谷市から名古屋市緑区方面へ通う場合は、車での移動時間や最寄り駅からのアクセスを事前に確かめておくと計画が立てやすくなります。たとえば丘の上歯科醫院は愛知県名古屋市緑区桶狭間にあり、豊明市に近い立地で、最寄り駅は名鉄の中京競馬場前駅です。
同院はカウンセリングとコミュニケーションを重視する方針を掲げているため、回数の見通しなど気になる点は初回の相談で尋ねてみてください。どの歯医者でも、予約の取りやすさと通院時間を比べて決めましょう。

9. 取り残しが再発を招く
ポケットの奥に縁下歯石が残ると、再びプラークが付いて炎症が続き、ポケットが深いまま改善しないことがあります。一度の処置ですべての部位の歯石を取り切れるとは限らず、再評価で確認する工程が欠かせないのはこのためです。取り残しは処置の失敗というより、根の形や歯石の付き方による難しさから生じる面があります。
取り残しが起きやすいのは、奥歯の根の分かれ目や、根の表面のくぼみ、ポケットが特に深い部位です。こうした部位は器具が届きにくく、手ざわりだけでは判断しにくい場所でもあります。前歯より奥歯のほうが、器具の角度をつけにくい点も影響します。また、取り切った部位でも磨き残しが続くと、新しい歯石が再び付いていきます。
現場でよく見られるのは、処置直後に症状が落ち着いたことで安心し、再評価の予約をキャンセルしてしまうケースです。その結果、数か月後に同じ部位から出血や腫れが出て、改めて検査からやり直すことになります。再評価で出血が残る部位を確認し、追加の処置が必要かをその場で相談することが再発を防ぐ実際的な対策です。
取り残しやすい部位の特徴
奥歯の根は2本や3本に分かれていることが多く、その分かれ目は根分岐部と呼ばれます。根分岐部は器具の先が入りにくい狭い空間で、縁下歯石が残りやすい代表的な部位です。歯と歯が接する面や、傾いて生えている歯の根元も、器具を当てにくい場所に当たります。こうした部位があるかどうかは、検査やレントゲン写真で事前に確認されることがあります。自分の口の中に該当する部位があるかを処置の前に尋ねておくと、経過を理解しやすくなります。
再評価で出血が続くときの次の手
再評価で深いポケットや出血が残った部位は、もう一度SRPを行うことが検討されます。それでも改善しにくい場合には、歯ぐきを開いて根の表面を見ながら清掃する歯周外科治療が選択肢になることもあります。どの方法を選ぶかは、ポケットの深さや骨の状態、全身の健康状態によって判断されます。追加の処置を勧められたときは、必要な理由と回数を確認してから決めましょう。迷う場合は、考える時間をもらってから返事をしても構いません。
10. 見えない部分こそ勝負どころ
縁下歯石への対策は、見えない歯ぐきの内側を管理し続けられるかで結果が左右されます。除去して終わりではなく、再評価とメンテナンスを続けることで、ポケットの状態を安定させることを目指します。見えている歯ぐきが落ち着いていても、内側の状態は検査の数値でしか分かりません。2026年現在も、歯周病の管理は処置後の定期的な確認を前提に考えられています。
治療が一段落した後は、状態に応じて1〜3か月ごとなどの間隔でメンテナンスに通うよう勧められることが多いです。メンテナンスではポケット検査とクリーニングを行い、新しい歯石が付いていないかを確かめます。家庭では、歯ブラシに加えて歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯と歯の間のプラークを落とします。
よくある失敗例は、歯ぐきの見た目が落ち着いたことでメンテナンスの間隔を自己判断で延ばし、再び歯石がたまるケースです。丘の上歯科醫院の公式サイトにはEr:YAGレーザー治療の紹介ページがあり、治療の選択肢に関心がある人は、使用の対象や方法を相談時に確認してみてください。まずは帰る前に次回のメンテナンス日を決め、通院が途切れない仕組みを作りましょう。
定期メンテナンスで続ける管理
メンテナンスは、治療で整えたポケットの状態を保つための通院です。ポケットの深さと出血を定期的に測ることで、小さな変化を早い段階で見つけられます。歯石は磨き残しから再び作られるため、専門的なクリーニングで定期的に取り除く必要があります。通院の間隔は、歯ぐきの状態や歯みがきの習慣に応じて歯科医師が提案します。次回の予約を帰る前に決めておくと、間隔が空きすぎるのを防げます。
家庭でできる歯ぐきの境目のケア
家庭でのケアの目標は、ポケットの入り口にプラークをためないことです。歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度ほど当て、小刻みに動かして磨く方法がよく勧められます。歯と歯の間には、すき間の大きさに合った歯間ブラシやデンタルフロスを使います。サイズが合わない歯間ブラシは歯ぐきを傷つけるため、歯科医院で選んでもらうと安心です。夜の歯みがきに時間をかける習慣をつけると、毎日のケアを続けやすくなります。
縁下歯石は取った後の管理まで見すえて向き合う
縁下歯石は鏡では見えない位置にあり、検査から再評価までを一続きで考える必要があります。SRPは麻酔を使いながら数回に分けて進み、処置後の変化や取り残しは再評価で確かめます。刈谷市から通う場合も、説明の具体性と通いやすさで歯医者を比べましょう。
縁下歯石に関するよくある質問
縁下歯石は自分で取ることはできますか?
A. 自分で取ることはできません。
縁下歯石は歯周ポケットの中にあり、根に強く付いているため、歯科医院での専用器具による処置が必要です。自分で器具を使うと歯ぐきを傷つけるおそれがあります。
SRPは何回くらい通院が必要ですか?
A. 口の中をブロックに分けて数回で行うのが一般的です。
4つや6つのブロックに分け、1〜2週間ごとに通うことが多いです。回数は歯石の量やポケットの深さで変わります。
縁下歯石を取った後にしみるのはなぜですか?
A. 歯ぐきが引き締まり、根の表面が出てくるためです。
根の表面は刺激が伝わりやすく、冷たいものでしみることがあります。長引く場合は受診時に相談してください。
刈谷市から歯周治療に通うときの注意点はありますか?
A. 再評価まで通える距離と予約を確保することが大切です。
SRPは数回の通院と再評価が前提のため、移動時間や駐車場、予約の取りやすさを事前に確認しておきましょう。
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執筆者
内藤洋平
丘の上歯科醫院 院長
平成16年:愛知学院大学(歯)卒業
IDA(国際デンタルアカデミー)インプラントコース会員
OSG(大山矯正歯科)矯正コース会員
YAGレーザー研究会会員

























